自己管理を学ぶ大切さ

こんにちは、アステップむろまち・メンバーのNです。
新型コロナウイルス感染症が大変な事態になってきています。アステップむろまちやまるいクリニックのデイケアに関わった行事やイベント、基本実習なども中止や延期になったものが出てきました。ニュースを見聞きしていても、スポーツやコンサートなどが中止や延期になったりしています。アステップの施設内も消毒用のアルコールを増やしたりして、みんな気をつけていますが、就職活動のイベントやセミナーも中止になったりしてきて心配です。何とか感染拡大が治まることを祈っています。
「手洗い、アルコール消毒、うがいを外出して帰ってきたら必ず行う、それをするまでは手を口や鼻につけない」-これも大事な自己管理の一つです。
障害や病気を持ちながら、長く働き続けようとすれば、一層この「自己管理」が、色々な場面で求められてきます。アステップでは、企業へ実習に行く際、「プロフィールシート」をつくったり、面接時には履歴書とともに「ナビゲーションブック」を添付したりしています。これらは、自らの症状や障害を把握して、調子の悪い時はどう対処したり工夫するか、支援機関や相手先の企業からどういう支援や配慮が必要か、などをまとめた、ちょっとした「自分の取扱い説明書」の一部です。
私Nで言えば、「大きな物音、感情的な怒鳴り声」にすぐ反応が出て硬直するときがあります。また、背後に立たれたり後ろから肩に触れられると人よりビクッと反応したりします。一言でいうと「ビビり」ですね。また、新しい環境や作業になれるまで、緊張でカチンカチンになるということもあったります。そのときに、私で言えばちょっと場所を移動して一人で静かに落ち着き深呼吸したり休憩する、ちょっとストレッチしたりする、おやつを食べるなどの対処法をまとめています。
私もそうした配慮をもらって実習する中で、全く初めての業種(介護)でも、「がんばっていますね」と、相手企業さんのスタッフから褒めてもらいました。「いまの自分でもいいやん」と自分をホメることができる場面が積み重なって働き続ける自信につながるのかなあ、と感じています(。-_-。)。
アステップでは、「障害への対処」にとどまらず、さらに自分の個性や特長を生かして、どんな仕事にマッチングするのか、自分の内面についても深く研究したりもしています(自己理解プログラム)。さらにWRAPと呼ばれる「良い感じの自分」をめざす「自分の取扱説明書」もあります。私もこれから長期実習に入ることになりそうですが、せっかく作った「トリセツ」を活かして頑張っていきたいですね(^∇^)ノ。

もちろん、自分の「良い感じ」維持したり、悪くても悪いなりに対処しようとしても、生活していれば自分だけでなく周囲の環境の変化もあります。その変化によってストレスはつきものであり、どうストレスと上手く付き合っていくのか、その対処法について学び、実践することも職場で長く働く為に大切です。アステップでは毎週金曜日午前中に就労支援プログラムの一環で「ストレスマネジメント」というプログラムを行っています。
28日金曜日は、未来の精神保健福祉士めざす実習生のMさんが、3週間の実習の成果を活かすべく講義・進行役をしてくださいました。
最低限の情報で、YES、NOでこたえられる質問を質問者に投げかけ答えを導きだす「なぞなぞ」を2問、1~52のカードを自分が引いた分は自分で見えないようにして他者に見えるようにして、ジェスチャーで小さい数字から並び直す、といったゲームをやりました。最後は、きれいにみんな並んで拍手!「なぞなぞ」もさすが頭を使う問題で、よい気分転換になりました(^∇^)。
誰でも働き方によっては、健康な方でも途中で障害や病気を持つことはあり得ます。障害や病気と付き合いながら適切な支援を受けて働くという事は、結局多くの人にとって働きやすい職場につながります。そういう意味で支援者の立場にたつ方もたくさん必要です。Mさんは「少しでも利用者のみなさんに楽しんで頂ければ」との感想をおっしゃっていましたが、こういうパワフルな人が支援者になってくれると心強いなあ!と思いました(*^_^*)。
記事の内容に共感いただけたら下記の「拍手」ボタンをポチっとしてね!SNSでの拡散も大歓迎!
スポンサーサイト